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情報は生もの
 ホームページ、「シニアのためのセキュリティ教室」を立ち上げたのが昨年の12月であるから、まもなく1年になる。昨年の今頃は、移り変わる秋の風景をじっくりと眺める時間も惜しんでサイトの構築に奮闘していた。しかし、サイトを開いてから掲載しているコンテンツは殆どがそのままである。このブログの更新も同じで、昨年12月から書き込みが止まってしまった。この間の事情や、言い訳はいずれ話すことにするが。

 先日、「シニアのためのセキュリティ教室」をご覧になった方からメールを頂いた。サイト内で紹介しているあるソフトをクリックすると、そのソフトとは全く関係のないアダルトサイトが表示されるという苦情である。一瞬うろたえた。昨年のサイト構築の際はバタバタしていたのでリンク先のURLを間違えて掲載したか、あるいはWebサーバに何者かが入り込みリンク先のアドレスを書き換えたのかなどと次々と原因を思い浮かべたのだが。

 結局、原因はこんなことであった。このソフトを作った米国の会社が企業買収されて、同時に日本の販売代理店も替わったためにWebのURLも当然のことながら変更になったのである。ここまではよくある話で、普通なら「お客様のおかけになった電話番号は・・・」と同じように、旧URLをクリックすると代理店が替わった旨の説明と新相談窓口のURLの紹介があるはずである。それまで代理店として商売してきたお客様にこのくらいのアフターケアをして当然なのだが、なぜか旧URLがアダルトサイトに変身していたのである。「代理店を奪われた腹いせに不要になったURLを売ってしまえ」となったのではないか、アクセス数が多いと思われるので、さぞかし高い値段で売れたのではないかと勝手に想像している。これも儲けるためには何でも有りのネット社会の一面でしょうか。

 他人を責めるのはここまでで、結局はホームページを立ち上げて一年近くもほったらかしにしていたサイト運営者の私の責任であることは間違いないし、皆さんに「セキュリティ対策をしましょう」と呼びかかけているサイトがこんな状態では面目もありません。日頃から「情報は生ものと同じで新鮮さが命、活きが悪くなったら何の価値もない」と言っているのですが。

 そんなこともあって、「シニアのためのセキュリティ教室」の記事の見直しをおこないます。また、(ここから小さな声で)ブログの更新にも心がけます。
| runway | 独り言 | 05:58 | comments(3) | trackbacks(1) |
3年目で見つけたひとつの目標
 ちょうど3年前から、私は「NPOシニアのための市民ネットワーク仙台」(略称:シニアネット仙台)の活動に参加している。このNPOは高齢者の生きがい作りと、社会参加を促すためにさまざまな活動をしている団体である。
 その頃、私は定年退職まであと3年、定年後は何かボランティア活動でもと漠然と考えていただけで、どんな分野でどんな活動をするかという具体的な計画はまだなかった。

 「定年退職したらボランティア活動で地域社会に貢献を」などといった記事を見かけるが、現実はそんなに甘くはない。実際にNPOに飛び込んでみたものの、私のような目標の持たない「にわかボランテア希望者」には居心地のよいところではなかった。日本ではNPOの歴史が浅いこともあって、ボランテアしたい側と受け入れ側で認識にギャップがあるようだ。両者の希望・要求にミスマッチングが発生し、居場所が見つからなくて挫折するボランティア志願者が多くいるのではないだろうかと思う。
 団塊の世代も数年後から定年退職をむかえることでもあり、NPO側も彼らをどのように受け入れていくか、今から真剣に考えるべき課題であると思う。

 私の場合、具体的な活動に参加することもなく一年が過ぎた。ちょうどそのころ、コンピュータウイルスに感染したという話を頻繁に耳にするようになった。シニア世代でもパソコンを使う人が増え、同時にADSLといったブロードバンド・ネットワークも普及し始めた頃で、インターネットという途方もない世界とどのように向き合っていったらよいのか、多くの人がまったく手探り状態にあったと思う。戸惑っている間にも新種のコンピュータウイルスが蔓延し、手の込んだネット犯罪が次々と押し寄せてくる。
 そうしたこともあって、シニアネット仙台のパソコン愛用者の会合で、インターネット・セキュリティ問題について話をする機会が何回かあった。今でこそ、本屋に行くとセキュリティ問題についての解説書はたくさんあるが、その当時は専門家(技術者)向けのものはあっても、特にシニアの方にも理解できる初級程度の書籍はあまりなかった。ホームページを探してみても、少なくても初心者向けにセキュリティについて解説した記事は殆ど見当たらなかった。
 シニア世代にとってもパソコンは必需品であるが、安全を確保して安心してインターネットを楽しむためにはある程度の基礎知識が必要である。そこで、初心者にも分かるような、しかも単なるセキュリティ用語の解説ではなく、具体的な使用例を中心にした実用的なホームページができないものかと考えた。いろいろと構想を練り、ことしの春ごろから休日や、早朝の時間を利用して原稿を書き始め、何とか「シニアのためのセキュリティ教室」と名付けたホームページを公開するところまでたどり着くことができたのである。

 さて、これからどのように展開していくかがまた大きな課題である。取り上げたいテーマもまだまだあるし、日々記事の更新もしなければならない。また、一般市民向けの講座を開いてみたいし、そのためのテキストも作りたい、と思いは広がる。ここまでは一人で何とかやってきたが、この先の展開を考えると、一緒に活動する仲間を増やす必要もありそうだ。
 リタイアを目前にして、3年目でやっとひとつの目標が、ほのかに見えてきたような気がしている。


| runway | 定年後 | 05:45 | comments(5) | trackbacks(0) |